パッポンのゴーゴーバー『キング・キャッスル』で、ある女性と意気投合したことがあった。情熱的で素晴らしい女性だった。
一晩、彼女と一緒に過ごした。しかし、やがて朝がやってきて彼女は帰らなければならない。意気投合した仲で、別れがとても名残惜しい。彼女は真剣な顔をして言う。
「今日もバーに来て。ペイバーして。あなたを待っています」
その気迫に飲まれて思わず了承する。もう一晩彼女と一緒にいてもいいと思った。何よりも彼女が求めてくれており、そんな彼女の気持ちに応えたい。
翌日の夜、約束通り『キング・キャッスル』に向かった。ところが、彼女はすでに他の男にペイバー(連れ出し)された後だった。
昨日、あれだけ真剣に「待っている」と彼女は言った。なぜ他の男とホテルに行ってしまったのだろうか。さらに翌日もバーに行く。彼女は急いで近寄ってきて「ごめんなさい」と一生懸命に謝った。
「あなたを待っていたのに、他の男がわたしをペイバーしてしまった。断ることなんてできない。だってマネージャーが行けって命令するから。本当はあなたを待っていたの。なぜもっと早く来てくれなかったの?」
そうだったのかと、思わず彼女を抱きしめた。彼女には……
(インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたカンボジア売春地帯の闇、電子書籍『ブラックアジア タイ編』にて、全文をお読み下さい)

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