インドネシア・バタム島。ここには夜の世界に棲息する男たちの誰もが「良い」と口を揃えて認める有名なカラオケ屋がある。
『ハリウッド』だ。名刺には『スポーツ・マッサージ&ミュージック・ラウンジ』とある。「スポーツ・マッサージ」が何か別のものを意味していることは誰もが知っている。
インドネシアは建前と本音が明確に区別される国であり、置屋もまた名刺には建前を装っているのだ。
間違えても「セクシャル・マッサージ」だとか「レディ・エスコート」などとは書けない。国民の90パーセントがイスラムの国では、「スポーツ・マッサージ」でさえ冒険に違いない。
はっきり言おう。『ハリウッド』はカラオケ屋とは言っても「自称」カラオケ屋で、実態は数十名の女性を売春に斡旋する華人経営の置屋である。
カラオケ屋(またはマッサージ屋)を隠れ蓑にした置屋というのはインドネシアではよく見るスタイルであり、逆に言うと『ハリウッド』はインドネシアらしい置屋だと言える。
バタム島ナゴヤには売春ストリートのようなものはない。だから、女たちと深く関係を持ちたいと思ったなら……
(インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたカンボジア売春地帯の闇、電子書籍『ブラックアジア インドネシア編』にて、全文をお読み下さい)
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