◆「何でも処方する睡眠薬ジャンキーの御用達」だった歌舞伎町のクリニック

◆「何でも処方する睡眠薬ジャンキーの御用達」だった歌舞伎町のクリニック

歌舞伎町の裏界隈では、患者が欲しいという薬を何でも処方するというクリニックがいくつもあるのだが、その中のひとつであった東京クリニックの51歳の院長が逮捕されたというので、アンダーグラウンドで話題になっている。

SNSや大手掲示板でも、睡眠薬ジャンキーの書き込みにはしばしば「歌舞伎町の東京クリニック」の名前が出ていた。

「あそこに行けば何でもくれる」

あまりにも薬をばらまくので薬機法違反か何かで逮捕されたのかと思ったらそうではなく、この院長は「これ」と思った患者の女性を「睡眠薬があるから家においで」と言って誘い出して、女性に暴行を加えていたのを傷害罪で訴えられていた。

これに対して院長は「やっていない。女性の作り話、妄想だ」と否定している。とは言え、警察に相談している女性は多数いて、やってきた若い女性で自分好みだと思ったら同じ手口で自宅に呼んでいるわけで常習犯である。

しかも、警察がこの院長の自宅を捜索すると覚醒剤まで出てくる始末だった。院長自らがドラッグ依存者だった可能性もあるわけで、「さすが歌舞伎町」と言わざるを得ない。

女癖が悪く、自分のクリニックに来た女性に手を出し、さらに以前にはクリニックでやってきた女性をぶん殴って逮捕されているというので、なかなか気性が荒い人だったようだ。

普通、こういうモラルの欠片もない医師は患者からも敬遠されるのだが、このクリニックは大繁盛していた。睡眠薬ジャンキーたちにとって、「歌舞伎町の東京クリニック」は最高のクリニックであったのだ。

もちろん、理由がある。

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