「貧しい少女を集めて、酒池肉林のハーレムを作り上げる」という邪悪な夢を実現し、さらには政財界の大物たちに相手をさせて弱みを握って裏ビジネスを拡大していったのが、ジェフリー・エプスタインだった。
ニューヨークやフロリダで集めた少女たち数十名に児童売春させていたのだが、やがてカリブ海のリトル・セント・ジェームス島に「セレブ専用の秘密のセックス島」を構築して、そこに多くの著名人を呼ぶようになった。
「大金持ちが隔離されたセックス島で夜な夜な乱交する」と言えば、安いポルノ映画みたいな話だ。しかし、ジェフリー・エプスタインはそれを現実にした。セレブの中にはビル・ゲイツもいれば、クリントン元大統領もいれば、アルドルー王子もいる。まさに世界一流の男たちのセックス島だったのだ。
しかし、このエプスタインの「セレブ用セックス島」は表側にも知られていくようになり、存在が隠しきれなくなった。やがて捜査のメスが入ったのだが、刑務所にぶち込まれたエプスタインは、2019年8月10日に刑務所内で首の骨を折って死んだ。
自殺だと言われているが、口封じの他殺だと世間的には信じられている。(ブラックアジア:エプスタイン。政財界の大物相手にセックスビジネスをしていた大富豪の死体)
このエプスタインの死によってすべてが葬られるはずだった。
しかし、エプスタインはさまざまな「証拠」を残し、政財界の大物たちの顧客リストまであった。大物たちの圧力で、この顧客リストの公開は封じ込められたのだが、アメリカは民主主義の国だ。
エプスタイン事件の裁判資料が機密解除されて、2024年1月3日からインターネットで全世界に向けて公開されて、誰がエプスタインと関わりがあったのかが明らかとなった。
スティーブン・ホーキング博士や、マイケル・ジャクソン、レオナルド・ディカプリオ、ブルース・ウィリスなどの名前が上がり、さらに女性もナオミ・キャンベル、ケイト・ブランシェットがエプスタインとは知り合いだったと関係書類から出てきた。