誰もグアテマラには興味がない。誰もグアテマラがどこにあって、何が起きているのかを知らない。
グアテマラは1960年から1996年まで、延々と36年も内戦を続けてきた国であり、未だに治安は悪化したまま改善の兆しがない。
メキシコからは麻薬カルテルが武器と麻薬を持ってグアテマラに流入しており、この国はより危険になってきている。誰にとって危険になっているのか。もちろん、女性たちである。
暴力と貧困の渦巻く国になったら、女性は気をつけた方がいい。どこの国でも、まず最初に貧困がやって来ると、その次には間違いなく暴力が蔓延して女性に襲いかかっていくからだ。
その暴力はしばしば性暴力(レイプ)となって、若い女性はひとりとして無事でいることはできない。
グアテマラが長い内乱で疲弊し、貧困を根絶することなど不可能な状況下にあり、ほとんど無政府状態であるならば、グアテマラの女性がどんな状況にあるのかは、あなたも推測できるはずだ。
この国の女性は、もちろん最悪の状況に置かれている。