最近、アメリカを含めて、どこの国も取り憑かれたかのように禁煙運動をしている。
しかし、アメリカでは税収を何とか確保しようと、大麻(マリファナ)を事実上、解禁した州もある。ワシントン州とコロラド州である。
タバコは駄目だがマリファナはいい。そんなチグハグなメッセージになっているのが最近のアメリカだ。
解禁と言えば、南米ボリビアではコカインの原料になるコカの葉は麻薬ではないと言い出して、国連条約の改正を求める動きも出てきている。
コカの葉はボリビアでは昔から嗜好品として嗜まれてきた歴史がある。これを麻薬指定をするのはおかしい、というのがボリビア側の主張である。
ところが、自国では徐々にマリファナを解禁しつつあるはずなのに、一方で麻薬没滅キャンペーンを張るアメリカが大反対してボリビアと対立、2011年にはボリビアの米大使館がデモで包囲される騒ぎまで起きた。