コロナ禍で緊急事態宣言も出されている中、さいたま市で「さいたま記念病院・内科」に勤めていた53歳の医師が逮捕されている。
この男は知り合ったキャバクラの女性に執着し、8日間で353回にも渡って一方的にメッセージを送るというストーカー行為を行っていた。自分自身の「恋愛感情」が満たされなかった恨みで行った行為だった。
接客してくれた女性に、一方的に恋愛感情を抱いたのだ。逮捕される1ヶ月前にこの男は店でトラブルになっており、警察官に「女性に連絡しないように」と釘を刺されていたのだが、その後も353回もメッセージを送りまくっていたのである。
真夜中の女性と知り合って、女性の接待を受けて勘違いしてしまう男は珍しくない。
2019年には68歳の九州工業大学の特任教授が20代の女性に「会いたい、会いたい」とメールを送り、つきまとったとして逮捕される事件もあった。(ブラックアジア:68歳の九州工業大学教授がデリヘル嬢に付きまとい逮捕された事件に思うこと)
50代や60代になっても、分別があるとは限らない。
見知らぬ男と出会って、すぐに密着して接客をする。それは、キャバクラであれ、売春であれ、風俗であれ、夜のビジネスでは当たり前の光景だ。しかし、当たり前であったとしても、女性にとってはそれがハードなビジネスであるのは間違いない。
目の前の男は、常に優しく物分かりが良く金払いが良い客であるとは限らない。不潔であったり、性病であったり、乱暴であったり、粗暴であったり、異常な性格であったり、変態的であったり、粘着したり、ありとあらゆる危険が伴う。
それでも彼女たちは仕事に向かう。何のためにやっているのか。当たり前だが、男との出会いを求めているわけでも、セックスを求めているわけでもない。