世界中のあちこちでワクチン接種が始まっているのだが、ワクチン接種と共にコロナウイルスの変異種が拡散しており、事態は複雑な様相を呈するようになった。希望と失望が入り交じって同時並行で進んでいるのである。
タイもアストラゼネカ製のワクチン接種が進んでいる。また7月よりタイ・プーケットはワクチンを打った旅行者に限って隔離なしの入国を認めるようになる。カンボジアは中国製のワクチンの接種を開始している。ただし、150万回分で広く国民に接種が行き渡るのは今年後半から来年の前半になりそうだ。
インドネシアは意外にワクチン接種が激速で進んでおり、すでに総接種回数は現時点で974万回数となっている。しかし、島嶼列島であるインドネシアが集団免疫を得られるまでになるのは2023年あたりまでかかると推測されている。
シンガポールではファイザー製とモデルナ製のワクチンの接種が進んでおり、まずは45歳から59歳の接種が始まっている。インドはジェネリック大国でワクチンも自国製なのだが、ワクチン接種と共に感染拡大も同時に起きていて依然としてコロナ禍の収束は遠い。2022年に入っても依然としてコロナ禍は続くだろう。
このように考えると、2021年も私が国外に出て真夜中の歓楽街をうろつくのは無理そうだということに気づく。恐らくほとんどの国は「ワクチン接種をした旅行者のみを入れる」ことになるので、ワクチン・パスポートが必須となる。
日本はワクチン接種が遅れているのだが、私自身がいつワクチンを打てるのかそれもまだまったく分からない。私自身はワクチンが打てるようになれば真っ先に打つというスタンスでいる。(ブラックアジア:ワクチン注射を刺して海外に行き、夜の女に刺される人生の方がまだ楽しい)
いずれにしても、とにかく早く、一刻も早く、何が何でもコロナ禍が収まってもらわないと私が困る。
私自身は今でも東南アジアの歓楽街に強い郷愁と魅力を感じ続けており、コロナ禍で行けなくなってしまったことに対するストレスもあれば、自分の知っている場所がコロナで閉鎖し、荒廃し、消滅してしまう流れに悲しんでいる。
今、ある売春地帯のことをずっと考えている。