芸能界はやたらとホストを持ち上げるが、ホストは色恋で女を騙して徹底的に金を収奪する極悪のビジネスを展開する業界だ。こんな業界を放置していること自体が日本の闇であり、恥でもある。
パチンコを批判する政治家や、女性の人権を何とかと叫んでいるフェミニストも、ホスト業界には何も言わない。
私は女性議員にホスト業界のひどさを話したこともあるし、フェミニストを自認する女性活動家にもホスト業界の悪辣な所業を説明したことがある。
ところが、どういうわけか女性はホスト業界の話になると言葉に詰まり、「若い男の子と飲める楽しみもあるし、悪いホストばかりじゃないと思う」と擁護すら行う。
多くの女性が莫大な借金を背負わされていく手口や、実際に自殺に追い込まれていく女性や、風俗に売られる女性や、飛び降り自殺する女性がいると話しても、動こうとしない。
ホストは「夜」の業界だ。当然のことながら暴力団や半グレや外国人の得体の知れない団体も絡んでいる。こうした巨悪が女性から金も身体も徹底的に収奪している構図があると言っても、女性の権利を守るために立ち上がろうとしない。
もしかしたら「若い男の子にチヤホヤされるのは自分も悪い気はしないし、どうせ大金を貢ぐのは風俗嬢みたいな女で私には関係ない」とかフェミニストも思っているのかもしれない。
何にしろ、「マンガの表現が女性を性的に消費している」とか叫ぶフェミニストも、リアルに女性を性的に消費しているホスト業界にはまるで黙認する。
男性の議員は99%がホストに騙される女性なんか「他人事」であり、こんなものに関わっても票にもならないので一片の関心も示さない。やはり、「そんなものに騙される女が悪い」と思っているのかもしれない。
かくして、ホスト業界はカタギの仕事のように振る舞って今日も大手を振って営業し、女性を騙して騙して騙しまくり、女性に極限まで借金させてポイ捨てにする。
そうした女たちとどん底(ボトム)で関わり合う私は、女にとっては「悪い男」と関係を持つのがいかに危険なことなのかを、冷たい冬の風に吹かれてしみじみと思う。