日本でも、人妻が極度の貧困にどうしようもなくなって売春ビジネスに堕ちていくというケースも多くなってきている。
人妻が夫以外の男に抱かれるというのは、一般的なカテゴリーで見ると「浮気」となる。では、「人妻が生活苦で身体を売る」というのは、浮気になるのだろうか。
客観的に見ると、それは「浮気」ではないと判断する人は多いに違いない。浮気というのは、心が夫以外の男に揺れて身体を許すことだ。
しかし、「生活苦で身体を売る」という現象の中には、そんな心の揺れ動きなどまったくない。金で身体を切り売りしているのだから、それは商取引であり、サービス業であり、れっきとしたビジネスである。
では、貧困層の男たちは、生活苦で身体を売る自分の妻の行為を「妻はビジネスをしている」と思うだろうか。恐らくそうは思わない。妻が自分に黙ってそのような行為をしていると、「浮気をしている」と認識するはずだ。
貧困というやむにやまれぬ事情があったとしても、妻が黙って売春ビジネスをしていたら、激怒するはずだ。