別サイト「ダークネス」のブログが消されました。(2)

NO IMAGE

ダークネスを失って一晩経ってショックは癒えないものの、「次」に向けて動いているうちに、だんだん元気が出てきました。いろんな方にメールやコメントで励まされました。ありがとうございます。

ひとりひとり、お返事できないことをお詫び致します。「いつまでも落ち込んではいられない」という気持ちになりました。また一から復活に向けて、大切な時間を過ごしています。

私の場合はいつも大事なものを「唐突に失う」という経験をたくさんしてきました。

ブラックアジアの読者の方であれば、私が東南アジアで出会ってきた売春地帯の女性たちの存在を思い出してくれるかもしれません。みんな、翌日にはもう私の手から消えていました。

そんな大切な女性たちとの出会いと別れを記録するために立ち上げたのがブラックアジアです。

ところがそのブラックアジアも、事故と体調悪化でインターネットができなくなっている間に失い、再度復活させたとき、私にはデータの半分も残っておりませんでした。

すべての読者に、心から感謝します。ありがとう

その時、私は失ったデータのすべてを複数の読者から提供を受けています。読者が私の文章をずっと大切に保管してくれたのです。これには感銘を受けました。

今回も、「2014年10月9日から2015年2月17日までのデータは残っていない」と書きましたが、本日、その間のテキストデータを私に送付してくれた読者の方がおりました。

1日かけて、グーグルのキャッシュから手動で拾ってくれたとのことです。大変だったと思います。

本来は私がしなければならないことを、大切な時間をかけてして頂いたわけで、メールを頂いた時は「ここまでしてくれるものなのか」と涙が出てしまいました。本当にありがとうございます。

頂いたメールやコメントにも、データの取り戻し方や「印刷した紙を持っているので送付します」と書いて下さった方もたくさんいて、一個人のブログにもかかわらず、これほど多くの方が「データを保存してくれている」ことに、改めて感動しております。

サイトがいきなり消されて、これまでの蓄積がすべてなくなったのは確かにショックでした。

ダークネスは万人に好かれるサイトではありません。不意打ちでしたが、サイト消失はいつでも起こり得たのかもしれません。

しかし、それよりも今は「こんなにたくさんの人がダークネスというサイトを大切にしてくれていた」ということが分かって、失意よりもむしろ希望の方が大きくなっています。失ったものよりも、得たものの方が大きいと言うのが今の私の気持ちです。

幸いにして、読者の皆様のご尽力によって、ダークネスの文章は100%取り戻せました。これを原資にして、データを取捨選択しながら、ゆっくりと新しい方向性に広げていくことを考えていきたいと思います。

どんな形であっても、まずは新サイトを立ち上げ

ただ、今は明確な方向性を考える時ではなくて、どんな形であっても、まずは新サイトを立ち上げ、一からやり直すのが最優先事項です。それに向けて動いています。

遅くても2月22日頃には何とか新たなサイトを用意できるように動いています。何をするにも、サイトを手に入れないと何もできませんので、そこに注力します。

少なくとも、一刻でも早く「サイトは変わったけれども、まるで何事もなかったかのよう」な状況に持っていきたいと思っております。

ダークネスの膨大な過去データについては、昨日、緊急発行したメルマガにも書いたのですが、

(1)一部はブラックアジアに。
(2)一部は新サイトに。
(3)一部は保留に。
(4)一部は永久に破棄。

という形で、新サイトとブラックアジアに取り込んでいきたいと思います。もう、記事自体が古かったり、意味をなくしているものについては掲載せず、私の手元に保管しておきます。

問題があってサイトが消失しているので、保留にするものも当然あります。

テーマとしてまとまっているものについては、どなたかが「電子ブックで」と書かれておりましたが、サイト以外にも保存ルートを残しておくという意味で、とても示唆に富んだ方法であると思いました。前向きに考えます。

しかし、新サイトでも何よりも重要なのは、新しい記事を書くということに尽きます。

今、起きている事象事案に反応して、これから生まれるものが大切なのは承知しています。落ち着いたら、また新たに記事を増やしながら、新しいサイトを楽しんでもらえるようにしたいと思います。

ひとまず、第一目標の2月22日までお待ち下さい。最初は何もないと思いますが、また一から積み上げていきます。また読み切れないほど記事が増えてくれるはずです。

一日で私を前向きにしてくれた読者の方々に、深く感謝したいと思います。

ご心配おかけしてすみません。
そして、ありがとう……。

2015年2月19日
鈴木傾城

ブラックアジア会員登録はこちら

CTA-IMAGE ブラックアジアでは有料会員を募集しています。表記事を読んで関心を持たれた方は、よりディープな世界へお越し下さい。膨大な過去記事、新着記事がすべて読めます。売春、暴力、殺人、狂気。決して表に出てこない社会の強烈なアンダーグラウンドがあります。

一般カテゴリの最新記事