好きだと思って付き合っている男が、小さなカネをさりげなく自分に払わせるようになったり、「カネを貸して。必ず返す」と言い出して、やがて返してくれなくなったら、その男との関係は暗雲が漂っていると思っていい。
「今日は小銭がない」「今日は財布を忘れた」「銀行から下ろすのを忘れた」と日常的に言うような男は、意図的にそうしている可能性がある。
寄生(パラサイト)できるのかどうかを小さなカネで試し、それが成功したらどんどん金額を上げていく。どれだけ貢いでもらえるかを試していく。そのために、恋愛感情を絡めてがんじがらめにしていく。
相手を金づるとして見る。そのために、手練手管を繰り出す。
表社会にもそうした人間はいるのだろうが、こうした人間が大量に生息するのはアンダーグラウンドである。アンダーグラウンドは、まさに他人に寄生してカネを毟り取るのが基本の社会なのだ。
性格の良い人は流されるがままカネを貸し続け、「この人は大丈夫なのだろうか」と考える頃には、かなり貸し込んでいて破綻する。
性格が良くても、容姿が良くても、頭が良くても、カネに汚い人間というのは、付き合う価値がない。ワリを食うのは常に自分になるのは分かっているからである。今は問題なくても、いずれは自分が犠牲になる。
「犠牲」の形はそれぞれだ。カネをもち逃げされて捨てられるかもしれないし、返してと言ったら殴られるかもしれないし、言いように丸め込まれてもっと奪われてしまうかもしれない。いろんな形がある。
男に逃げられたら困るほどのカネを毟り取られて、そこから男のDV(ドメスティック・バイオレンス)が始まることもある。
男は「おカネを返して」とうるさい女性に暴力を振るえば黙って去っていくだろうと思ってわざと暴力を振るう。付き合っている男に殴られる女性はだいたいがカネを貸している。