◆ビンテージ・エロチカ。昔の人は今の時代よりも道徳的だったわけではない

◆ビンテージ・エロチカ。昔の人は今の時代よりも道徳的だったわけではない

人間の堕落は別に今に始まったことではない。人間は常に性に取り憑かれ、翻弄され、そして堕落にまみれていた。

性の堕落は今も社会を揺るがせているのだが、性は本能に刻み込まれている刻印なので、もともと人間は堕落にまみれているのが「本性」なのだ。そのため、宗教がいくら道徳を説こうが、社会がいくら退廃を規制しようが無駄だった。

いくら建前で立派そうに見せている人間でも、一皮剥けば堕落まみれなのである。それは世界中のどこに行ってもセックス産業があり、身体を売る女たちがいて、そこに群がる男たちがいるのを見ても分かる。

日本人も「淡白だ」と言いながら、セックス産業は5兆円規模で成り立っている。また日本社会はアダルトビデオやアダルト画像やアダルト漫画などのポルノ・コンテンツにまみれている。

欧米でも同じだ。インターネットの普及、そしてスマートフォンの普及は、どこでもポルノ・コンテンツにアクセスできるからこそ普及したと分析する社会学者もいる。インターネットのパケットの大半は動画で、その動画の半分近くはポルノ動画であるのを見ても納得できる。

今、私たちが芸術だとして鑑賞している100年以上も前に書かれた名画の裸婦像も、人々は名画として見ていたというよりも「芸術に偽装した合法的なポルノ」として見ていたはずだし、日本でも春画は今でこそ芸術かもしれないが当時は猥褻画として秘かに見られていた「ポルノ・コンテンツ」だった。

そういう意味で、今の日本に満ち溢れているアダルト漫画も、100年後くらいには「名画」として鑑賞される可能性は十分にある。2100年代に生きる人たちは、2000年代はこんなもので発情していたのか、と思いながらそれを眺めるのだろう。

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