2015年10月26日、WHO(世界保健機関)の専門組織が加工肉には発癌性があると発表して全世界が大騒ぎになった。
何でも、ソーセージ、ハム、ベーコン、サラミ、コンビーフ、スパムミートなどの加工肉を毎日50グラム以上食べ続けると大腸癌や直腸癌の発癌リスクが18%増加するという。
さらに、こうした肉類を使って用いたソースも同じで、食べる量を減らす必要があるとWHOは報じた。
これに激しく激怒したのがドイツやアメリカである。ドイツは「ソーセージの国」と言われるほど加工肉が好きな国であり、アメリカもまた国民の主食は肉ではないかというほど肉を食べまくる国民だ。
そんな国民に向かって加工肉を50グラム以上食べ続けるなと言っても無理な話である。そのため、この発表でWHOは激しい攻撃にさらされて、「絶対に癌になると言ってない」と釈明する騒ぎとなった。
食べ物の恨みは怖い。だから、他人の好きな食べ物をあれこれけなしたら後で泣きを見る。
これで私が個人的な体験として思い出したのがSPAM(スパム)のことだ。あなたは、SPAM(スパム)というアメリカの缶詰を食べたことがあるだろうか?