閲覧注意
シリア・イラク一帯を暴力の渦に巻き込んでいるISIS(イスラム国)、アフガニスタンのタリバン、ナイジェリアで過激暴力テロを引き起こしているボコ・ハラム、あるいは反ロシアの過激テロを行うチェチェンのイスラム過激派……。
イスラムの過激テロリスト集団は、暴力と紛争と貧困の中で拡大していき、国家権力に追い詰められていけばいくほどさらに凄まじいテロを引き起こしていく。
アフガニスタンやイラクで続出していたテロは、やがて全世界を覆い尽くすようになっていったのだが、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件以後、もう欧米先進国でテロが起きても誰も驚かない。
イスラム過激派によるテロはますます高度化し、日常化し、無差別化している。そして、アブ・ムサブ・ザルカウィの登場から、テロによる殺戮は一種のショーと化して世界を暴力で覆い尽くしていった。(ザルカウィの呪い。それは憎悪と暴力が渦巻く世界を生み出す)
テロに手段は選ばない。テロを引き起こすために、イスラム過激派は様々なテロ方法を考えるのだが、欧米ではそれを防止するために監視の度をどんどん強めていくようになっている。
監視を逃れるためにイスラム過激派もより見破られにくいテロを行う。そして、現在では当たり前のように使われるようになっているテロ戦術がある。