タイ・バンコクのスクンビット通りで路上売春している黒人女性はブルンジ出身だった。(シャキーラ。アフリカから来た陽気な酔っ払いの売春女性)
アフリカの小国ブルンジは聞いたことがない国かもしれないが、この国はルワンダの南にあり、西には戦乱のコンゴ民主共和国に挟まれている政情不安に満ちた国だ。
そのため、国内外で多くの女性が売春ビジネスに染まっていることで知られている。
ルワンダでは1994年に政府主導ですさまじい国民大虐殺が起きた国だ。(ヘイトスピーチに扇動されて、民族大虐殺が起きたルワンダ)
ブルンジでもフツ族とツチ族が骨肉の殺し合いをしていた国である。
シャキーラがフツ族だったのかツチ族だったのかは分からないのだが、出会ったときから最後まで酔っ払って金すらも受け取らずに帰った彼女もまた故郷では紛争の犠牲者であったことは間違いない。
このブルンジの売春女性が一攫千金をするために、まず「出稼ぎしたい」と思うのが、ケニアやウガンダである。もちろん、それには理由がある。