アメリカのファッションブランドに「カルバン・クライン」という企業がある。通称「ck」として知られるブランドで、下着のメーカーとしても知らない人はいない。
親会社は「PVH(フィリップス・バン・ヒューゼン)」と言って、現在はアメリカのアパレル業界で第5位にある企業だ。カルバン・クラインは同名の創始者が経営していたのだが、2002年にPVHに売却してその傘下に入っている。
ファッション業界は浮き沈みが激しい業界だ。しかし、いったん生まれたブランドは大きな価値を生み出すので、財力のある企業が確立されたブランドを飲み込んでブランドの集合体企業へと変貌していく。
アメリカではPVHがまさにそんな企業の代表である。
男性用の下着も作っているのだが、女性用の下着も作っている。このカルバン・クラインの広告は、どれも過剰なまでに性的で扇情的である。
そのため、このメーカーの広告はしばしば問題になっているのだが、今回もまた大きな問題を引き起こしている。それは、23歳のモデル、クララ・クリスティンを使ったものなのだが、その広告はどんなものだったのか。
こんなものだった。