オーストラリア人のペドフィリア(児童性愛者)は、法律の緩いインドネシア、フィリピン、カンボジアの3国を中心に少女を漁っていると言われている。
その中でも過去オーストラリアで逮捕されたペドフィリアの18%が向かうと言われているのがインドネシアである。理由は簡単だ。オーストラリアから距離的に近く、しかもインドネシアには毒牙にかける少年少女がいくらでもいる。
ロバート・エリスという70歳になる男も、東南アジア一帯を回って少年少女を次々に自分の性の対象にしていた。
この男は2014年にインドネシアに入って、2016年1月にバリ島で逮捕されているのだが、性的虐待の容疑に上がっているのは8件。しかし、犠牲になった少女は分かっているだけで32人もいた。
オーストラリア本国の過去の疑惑も含めると、100人以上もの少女がこの男の犠牲になったとも言われている。
この男は逮捕されるまでバリ西部のタバナン県にいた。タバナンも観光地のひとつで外国人は珍しくなく、ロバート・エリスのように高齢の白人オーストラリア人の姿もしばしば見かけるという。
ロバート・エリスはここで家を借りて暮らしていたのだが、そこが性的虐待の舞台となった。そして、少女を捕食する手口は用意周到なものだった。それはいったい、どのような手口だったのか。