日本の女性受刑者の約40%は覚醒剤で刑務所に。女たちは知らずして堕とされる

日本の女性受刑者の約40%は覚醒剤で刑務所に。女たちは知らずして堕とされる

日本の女性はどんな罪で逮捕され、受刑者となるのか。日本女性の犯罪の約40%は「たった1つの犯罪」で占めていることに驚く人も多い。その1つとは何か。

それは、「覚醒剤」の所持・使用だ。

平成27年版の「犯罪白書」では、女性受刑者の38.2%が覚醒剤取締法違反であったと記録している。

彼女たちはほとんどが出所したらまた覚醒剤に手を出して戻ってくる。覚醒剤は再犯率が高く、覚醒剤で受刑している女性たちの多くは初犯ではなく、再犯や累犯であることが知られている。

女性が覚醒剤にハマっていくのは、女性自身が自らそこに飛び込んだというよりも最初は男がそれを「教えた」ケースが多い。

ところで、不思議に思わないだろうか。日本は「覚醒剤やめますか? それとも人間やめますか?」という公共広告が今でも人々の口にのぼるほど覚醒剤は危険だと周知されているのに、なぜ多くの女性がむざむざとそこに堕ちるのだろうか。

彼女たちは、いったいなぜ「人間をやめなければならない」ほど危険な覚醒剤に飛び込んでいったのだろうか?(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

ドラッグが流通している夜の世界

覚醒剤は、表社会で健全な生活をしていると遠い世界の話に思えるはずだ。しかし、夜の世界ではそうではない。覚醒剤が流通しているのは夜の世界である。歓楽街であり、売春地帯である。覚醒剤はそこで蔓延している。

タイでは覚醒剤のことを「ヤーバー」と呼ぶ。私自身はヤーバーのようなヘヴィードラッグは一度も手を出したことはないが、私の身のまわりにはヤーバーで満ち溢れていた。(ブラックアジア:私が見てきたドラッグ依存者。薬物で身心共にボロボロになった姿の哀しさ

日本ではどうか。日本でも覚醒剤に関わっているのではないかと思う女性に会ったこともある。(ブラックアジア:四国に潜む流れ者の女(1)女たちの出稼ぎ先「松山」に行ってみた

歓楽街は快楽が満ち溢れているのだが、その快楽はセックスだけではない。アルコールもあればドラッグもある。不品行はすべてそこにある。

歓楽街に出入りしている女性は、そこで知り合った華やかで輝いている男や、訳知りのクールに見える男たちから、しばしばドラッグを軽い言葉で持ちかけられる。ドラッグへの誘惑は意外に多い。

外国でも日本でも、そのあたりの事情は変わらない。普通の女性が夜の街で知り合ったばかりの男に何気なく声をかけられる。

その男というのは、たとえばヤクザやチンピラやホストや詐欺師やスカウトやギャンブラーや売春・水商売・風俗の客引き・ポン引きやその関係者だったりする。彼らの一部が、儲かるビジネスの一環としてドラッグを扱っていて、女性を巧みに誘うのである。

「気持ちよくなる薬があるよ」と直球で囁くこともあれば、「痩せる薬があるよ」「元気になる薬があるよ」「美容に良い薬があるよ」「目が覚める薬があるよ」といろんな効用を述べて女性の興味を惹く。

女性はダイエットに興味があるし、いつも疲れているし、美容に良いことであればやってみたい。酔っていたり、夜の雰囲気に高揚したりしていると、ふと「モノの弾み」でそれを試してみたいと思ったりする日もある。

多くの女性は日頃から激しいストレスや疲労にとらわれるので、何とかその疲労から逃れたいと思う。そして、アンダーグラウンドの男たちと関わって堕ちていくのである。(ブラックアジア:ドラッグを打つ女の動画。日本ではドラッグが蔓延する素地ができあがった

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覚醒剤は夜の人間と共にやってくる

覚醒剤は「ヤバい」と誰もが知っている。常識だ。だから、「覚醒剤をやるかやらないか」という選択肢があった場合、まだ覚醒剤をやっていない人間はほとんどが「そんなものはやらない」と拒絶するはずだ。

女性であれば、なおのこと「そんなものに手を出したくない」と思うはずだ。しかし、女性受刑者の40%が覚醒剤で逮捕されているのを見ても分かる通り、女性はそれに手を出している。

なぜ、そんなことになるのか。

それは、「やらない」と考えている人間を堕とすのがアンダーグラウンドだからである。「やらない」と言っている人間を、いかに闇に引きずり込むかがアンダーグラウンドの人間の腕の見せどころなのだ。

「私は覚醒剤をやらない」と宣言して「ああ、そうですか」と引き下がる裏社会の人間などひとりもいない。ドラッグを扱っている人間と関わると、たとえ自分が覚醒剤は絶対に手を出さないと思っていても堕とされる。

たとえば、悪意を持った男が知り合った表社会の女性を堕とす時、女性の意思とは関係のないところで、覚醒剤を「仕込む」のだ。

昔から、アンダーグラウンドの男たちの間で「ターゲットの女性」をアルコール依存やドラッグ依存にさせる「ある方法」が使われているのは周知の事実だ。

欧米では一時期、女子高生の間で危険な摂取方法が流行したことがあったが、彼女たちは自分からアルコールの吸収度を高めるためにそれをしていた。その酩酊感は強烈で、気付けばアルコール依存症になった女子高生が続出した。(ブラックアジア:欧米の女子高生の間で、極秘で流行中のアルコール摂取法

アンダーグラウンドでは、男が女性に黙ってそれをする。アルコールやドラッグを「それ」で仕込む。卑劣と言えば卑劣だが、昔からよく知られている方法だ。それが今も延々と続けられている。

鈴木傾城が、日本のアンダーグラウンドで身体を売って生きる堕ちた女たちに出会う。電子書籍『デリヘル嬢と会う2』はこちらから。

売人は常用してくれる人間を探している

2019年03月。ひとりの男がデートクラブで知り合った女性に大量の覚醒剤を飲ませて逮捕されたことが報道された。この男は酒の中に覚醒剤を仕込んだのだが、それは致死量100倍に相当する量だった。彼女はこれを飲んで絶命した。

もし、この男が量を間違えていなければどうなっていたのか。このデートクラブの女性は知らない間に覚醒剤依存になっていたはずだ。

女性が「それ」を仕込まれると、女性は自分がまったく気付かないまま一気に覚醒剤の虜になってしまう。いったん覚醒剤の依存になると、女性の方が抜けられないと言われるのは、ドラッグの効きが男よりも強いからだ。

女性は自分の意志に反して覚醒剤を仕込まれても、最初はそれが覚醒剤だと分からない。しかし、いずれあまりの快楽の強さに何かおかしいと気付く。気付いた時にはもう遅いのだ。

ドラッグから得られる過剰な快楽のために抜けられないし、抜けたくないと思う。そして、知らない間に堕とされていく。

アンダーグラウンドには覚醒剤が流通しており、売人は常にそれを常用してくれる犠牲者を探している。いったんターゲットにされたら、もう逃げられない。

しかし、アンダーグラウンドの男たちは、自分から「表社会」に行くことはほとんどない。多くは、表社会の女性たちが「自ら」アンダーグラウンドに関わった時に、ドラッグのディーラーと接触する。

その結果として、日本の女子刑務所に収容される女性の約40%が覚醒剤取締法違反で逮捕されているという凄まじい現状になっているのである。

覚醒剤使用で逮捕された女性の多くは3年前後で出所するが、前科を持った女性は、もう表社会で働く場所がない。彼女たちの多くは歓楽街に向かい、水商売や風俗をするしか生きていけない。

そして、否が応でもアンダーグラウンドの男たちと再び関わるようになる。覚醒剤は、アンダーグラウンドの人間と共にやって来る。彼女たちは覚醒剤を手に入れて、再び刑務所に戻されていく。

そんな裏世界が作り上げられている。(written by 鈴木傾城)

日本の女子刑務所に収容される女性の約40%が覚醒剤取締法違反で逮捕されている。普通の人がこの覚醒剤の画像を見ても何とも思わないが、依存者はこの画像を見ると、フラッシュバックを引き起こし居ても立ってもいられなくなっていく。

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