「見た目年齢」外観から推測できる年齢を若くしなければならない理由とは?

「見た目年齢」外観から推測できる年齢を若くしなければならない理由とは?

「見た目年齢」という言葉がある。外観から推測できる年齢のことだ。実年齢が30代でも20代に見える人もいれば、実年齢が30代でも40代に見える人もいる。見た目年齢は個人差が非常に強い。

デンマークで70歳以上の一卵性双生児を追跡調査した研究で、「見た目年齢」に関して興味深いことが分かったことがあった。1826人もの双子を追跡調査したところ、「見た目年齢」が老けていた方が実際に早く死んでいたのだ。

「見た目年齢は実年齢ではないのだから、若く見えようが老けて見えようが大した意味はない」

私は数年前まで、何となくそう思っていた。それは間違っていた。心身の老化は、それが兆候として外観に現れていたというのが事実だった。「見た目年齢」は実際の身体の老化を示していて、それが寿命にも影響していたのである。

ところで、あなたは年齢よりも若く見られるだろうか。それとも、老けて見られるだろうか。人の見かけは意外と差が大きくて、人によってまったく見た目の年齢が違ってくる。

まだ20代なのにもう30代後半のような年齢に見られたり、もう50代なのになぜか30代前半にしか見えない人がいる。「見た目年齢」は人によってまったく違う。まわりを見回しても自分自身を見つめても、思うものがあるはずだ。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

「見た目年齢」が老けている意味

「見た目年齢」が老けている意味を知るべきだ。それは「老けて見える」のではなく、「実際に老けている」と考える必要があったのだ。老化が必要以上に進んでいる。

人間は、どのみち加齢で老化していくのは必然なので、ある程度の年齢にいけば、どれだけ気をつけていても老化する。そのため、いくら「見た目年齢」に気をつけていたとしても老いないわけではない。

私も含めて多くの人が「見た目年齢」をあまり気にしないのは、この部分にある。「いくら実年齢に抗って見た目年齢を若くしても、どのみち老いるのは同じなのだから若く見える努力は必要なのか?」と考えてしまうのだ。そして、だいたいの人はこのように結論づける。

「どのみち何をしても老いるのは100%間違いない。そうであれば見た目を何とか若くするというのは無駄な努力であるのだから何もしない方がいい」

しかし、老いるがまま放置しているよりも「見た目年齢」を若くした方が健康寿命も実際の寿命も上がっていく。そうであれば、「見た目年齢」を若くする努力というのは、歳を取れば取るほど重要になっていく。

勘違いしてはいけないのは、「見た目年齢」を改善するというのは、別に60代なのに10代の格好をしろという意味ではないことだ。自然な状態にある時に、「実年齢よりも若く見られるようにする」という意味である。

それはすなわち「心身の老化を食い止める」という努力なのである。

必要以上に老化しているかどうかは「見た目年齢」でもおおよそ測れる。もし「見た目年齢」が実年齢よりもはるかに上であれば、老化が加速しているということになる。自分の生活習慣を考え直さなければならないということでもある。

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人間の身体を老化させるもの

老化には「生活習慣」も非常に強く関わっている。過度のタバコやアルコールが老化を促進させることはよく知られている。

これは若い頃は分からない。若いころはどんなめちゃくちゃな生活でも「見た目年齢」に現れないように思える。しかし、ある程度の年齢に達した時、「見た目年齢」が一般よりも加速している。つまり、老化が必要以上に加速している。

また極端に激しい運動も老化を早める。運動しないのも老化を早めるのだが、激しい運動も老化を早めてしまうのは皮肉だ。無理な運動は身体に重い負担をかけることであり、そのダメージが老化に直結していくのだ。

「激しい運動、無理な運動」と言えばプロのアスリート「だけ」を思い浮かべるが、労働の中で無理を強いられる職業もある。こうした職業は、労働が身体を少しずつ消耗させてしまって、それが老化を早めていく。

長い野良仕事は、てきめんに皮膚を老化させる。紫外線に長期間当たることは皮膚には「良くないこと」なのだが、野良仕事はそれが避けられない。ゆえに、皮膚が老化して「見た目年齢」が悪化していく。

そして、見た目に気を配る人とそうでない人では、圧倒的に見た目に気を配る人のほうが老化を遅らせ「見た目年齢」を改善させる効果がある。

だから、年齢がいけばいくほど「馬鹿馬鹿しくてお洒落なんかしてられるか」ではなくて「しなければならない」と自分に強制した方が良かったのだ。「恥ずかしい」とか「柄でもない」とか言っている場合ではない。

それが健康寿命にも関わってくるとなれば、なおさらだ。(ブラックアジア:年齢がいけばいくほど格好をつけた方が健康に良い理由とは

「見た目年齢」は実年齢より若いに越したことがない。

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「見た目年齢」を実年齢よりも若くする

精神的に何らかの病気を抱えている人、極端にストレスの多い人も老化が早い。ストレスは精神を破壊する。精神を破壊された人は一気に老化する。「見た目年齢」もかなり悪い。

そして、これも程度の問題によるのだが、菜食主義者と肉食主義者では、菜食主義者のほうが老けやすい。肉食は身体に悪いと言われているのだが、そう断言できるものではないのだ。

それよりも極端な菜食主義は、タンパク質等の栄養不足がたたって、ほどほどに肉を食べている人よりも老化が早い。

極端なダイエットをする人間としない人間では、極端なダイエットをしている人の方が老化が早く進む。極端なダイエットをしている人の方が外観には意識が高いのだが、「極端」なやり方が老化を早めてしまうのだ。

極端なダイエットとは、人工的に飢餓を引き起こすことだ。飢餓状態では、健康を保つことはできない。ストレスも増大し、身体に物理的なダメージも与え、結果として老化が促進する。結局、それが「見た目年齢」を悪化させる要因となる。

こうした老化の要因となるものを挙げていけば、「見た目年齢」を実年齢よりも若くしようと思えば、どうしたらいいのかが逆に分かってくるはずだ。

「見た目年齢」を若くするためには外観に気を配って、さらに無理なく生活の健康度を上げていくことが重要になってくる。

仮に「生活の健康度を上げていく」部分が欠落していたら、いくら若返りの整形手術を受けても効果は一時的でしかない。整形手術が身体のダメージとなって、より状況を悪化させる可能性すらもある。

「見た目年齢」を実年齢よりも若くするには、生活の健康度を上げていく。それが常識的な答えであると考えると、なぜ「見た目年齢」が実年齢よりも老けている人が早死にしてしまうのかも分かる。それは、生活の健康度を上げる努力が為されていなかったからである。

「見た目年齢」を実年齢よりも若くするというのは、意外に重要なことだったのである。それが分かった上で、改めて自分にこう問うべきだ。

「自分の見た目年齢は果たして実年齢よりも若いのだろうか?」(written by 鈴木傾城)

見た目に気を配る人とそうでない人では、圧倒的に見た目に気を配る人のほうが老化を遅らせ「見た目年齢」を改善させる効果がある。「見た目年齢」を実年齢よりも若くするというのは、意外に重要なことだったのである。

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