スマートフォンとSNSの普及で、女性が簡単に自分の写真をインターネットに上げられるようになっていくと、多くの女性が自分の顔写真や身体をアップして承認欲求を満たすようになっていった。
飾った自分の容姿を上げるたびに「いいね」が付くようになり、自分のアカウントが多くの人たちにシェアされるようになっていく。シェアされた数字も「いいね」された数字もその増減がリアルに見える。
そうすると、「もっと多くの人に見てもらいたい」という気持ちが湧き出るようになる。もっと多くの人に見てもらうためにはどうするのか。もっと美しく、もっとエロチックに、もっと過激にしなければならない。
ある女性はコスプレに、ある女性は過剰な化粧に、ある女性は下着姿に、ある女性はヌードにすらなっていく。過激にすればするほど数字が増える。だから、女性は過激化する。
若く美しい娘はたくさんいる。競争相手は事実上「無限」だ。その中で突出して目立つためには、普通のことをしていては駄目なのだ。
そして、一部の女性はより目立つための「整形手術」をするようになっていく。その中で最も有名なのは、スウェーデン生まれの、この女性だろう。