閲覧注意
どこの国でもアンダーグラウンドには暴力組織が存在する。
表側の世界では生きていけない粗野な男たちは、昼間よりも夜中、正義よりも悪、道徳よりも暴力に惹かれ、表社会とはまったく違う生き方を志向するようになる。
そして、こうした人間たちはやがて裏側で自分と同じ性質の人間を見つけて徒党を組むようになり、彼らがギャング・グループになったり、マフィアになったり、ドラッグ・カルテルになったりする。
しかし、彼らも資本主義社会の一員だ。生きるためには金が要る。その金はいくつかの方法で生み出すことができる。
直接的に脅して金を奪うのはギャング・グループの典型的なやり口だ。他にも表社会では違法な物質であるドラッグや銃器などを売って金を作るビジネスも一般的だ。
店からショバ代、みかじめ料を取るのも日本だけでなく、様々な国でギャング組織がやっているシノギ(仕事)だ。
あるいは、女性に売春させながら売春代をピンハネするビジネスも裏社会のビジネスである。売春は道徳に反しているので、売春ビジネスは表側の組織が扱うことはない。
だから、売春ビジネスは裏社会の人間が掌握する世界となる。これを女性から見ると、売春ビジネスをすることによって裏側の人間に取り込まれるということでもある。
一匹狼のつもりでストリートに立っても、ギャングがやってきてショバ代を取ったり、組織に引き入れようとしたりするのである。
関わりを持つと「守ってくれる」のではない。「搾取される」のだ。そして、ギャング自体がリスクな存在と化す。