あなたは、自分をあからさまに嫌っている女性を抱くことはできるだろうか。
憎悪や嫌悪の目でこちらを凝視している女性を抱くことはできるだろうか。軽蔑され、嫌われ、拒絶されているのが分かっていながら女性を抱くことはできるだろうか。
外国の荒んだ売春地帯をうろついている男であれば、そういった女性に何度も出会っているはずだ。
荒んだ売春宿の荒んだ部屋の中で身も心もボロボロになった女性が鬼気迫る表情で男を睨みつけ、ベッドに横になって足を開いて「勝手にして」と言わんばかりの態度を見せる女性に当たったことがあるはずだ。
愛や優しさやいたわりなどは、そこにはまったくない。会話も成立しない。
なぜなら、女性が最初から会話を拒否しているからだ。何か自分の思う通りにいかないと、嫌悪を剥き出しの表情で「チッ」と舌打ちすることすらもある。
売春地帯や風俗で場数を踏んだ男であればあるほど、そうした光景に「何度も」出くわす。そんなとき、あなたは最後まで自分を拒絶しているのが分かっている女性を抱くことができるだろうか……。