精神的に変調をきたし、通常の状態ではなくなってしまう病気は意外に多い。
アルコール依存や各種の麻薬依存は精神を崩壊させる薬物だが、こういった薬物で犠牲になった人たちの姿は多くの人たちが知っている。
他にも、鬱病、強迫性障害、躁鬱病、総合失調症、パニック・不安障害、外傷後ストレス障害(PTSD)、認知症と、精神に変調をきたすものは多くの種類がある。
軽度なものから重度なものまであって、多くの人たちが治療を受けているが、最近は様々な薬が使われるようになって回復できる人も増えてきた。
しかし、こういった治療薬はまだ先進国の一部の国でしか使われていない。
途上国の多くの国では、精神を病んだ人たちが隔離されて鎖につながれていたり、刑務所のようなところに放り込まれていたり、暴れると殴打しておとなしくさせたりすることも多い。