一度、合法化という大きな流れができると、それはもうとどまることを知らない怒濤となって突き進んで行く。
2018年1月、いよいよカリフォルニア州でも嗜好・娯楽目的でのマリファナの売買、所持が合法化された。
これを受けて、カリフォルニア州サンフランシスコはマリフアナ絡みの有罪判決を40年前までさかのぼって見直して刑を取り消す方針も明らかにしている。
カリフォルニアは以前からも「医療目的」という抜け道でマリファナは普通に吸われていたが、これが娯楽目的でも承認されたというのは大きい。
それは合法化されたことによってビジネスに取り込まれるようになり、マリファナを扱った巨大企業が生まれるのは確実になった。
すでに一部の製薬会社がマリファナの基礎研究から創薬に入っており、巨大大手ビール企業コンステレーション・ブランズもマリファナ・ドリンクを計画している。(ブラックアジア:米大手企業がいよいよマリファナをビジネスとして認識する)
マリファナを巡る時代の動きは大きく変わっていこうとしている。マリファナは「ただの嗜好品」となる。(鈴木傾城)