
最近、東南アジアの歓楽街や売春地帯の話を知り合いとしていたら「絶対に行きたくないのがインドの売春地帯」だと言われた。なぜなら、「インドの売春地帯は不潔で、恐ろしくて、性病まみれで、女性の容姿や体型が自分好みではない」からだと言う。
東南アジアやヨーロッパの歓楽街を巡って、多くのセックスワーカーたちとかかわってきた百戦錬磨のハイエナでもそうだ。ほぼ99%はインド圏の売春地帯は関心がない。それほどインド圏の売春地帯は嫌われている。
東南アジアではどこでも見る白人のハイエナでも、インド圏の売春地帯で見かけることはほとんどない。「インドの売春地帯は不潔で、恐ろしくて、性病まみれ」という認識は疑うべくもなく100%事実でもある。否定しようがない。
しかし、それを言ったら東南アジアの場末の売春地帯も似たようなものであり、それだけが非インド圏のハイエナたちをインドから遠ざけている主の理由とは思えない。では、「女性の容姿や体型が自分好みではない」というのが大きいのだろうか?
日本人がインド女性に臆するのは、それがあるのかもしれない。
たしかに、彼女たちの体型は日本人女性や白人女性のものとは違っている。どちらかと言えば黒人系の体型に近いだろう。肥満が大きく許容されているということも、先進国の男たちの感覚から敬遠するものもあるだろう。
日本人だけでなく、東南アジア・東アジアの男たちのほとんどは土着のインド女性に魅力を感じていない。それは、シンガポールのゲイランでインド系のセックスワーカーたちがほとんど相手にされていなかったのを見てもわかる。
ゲイランでは、大陸からきた中国人女性に男たちが群がっていたが、インド圏の女性たちはほぼ無視されていた。そのあたりは書籍『背徳区、ゲイラン』でも書いたとおりだが、違いはあからさまだったのだ。
私自身は、ゲイランでインド圏の女性と知り合って、以後は女性の好みがガラリと変わっていくことになるのだが、インド圏の女性の「良さ」を知るまでは私自身もインド女性に何か拒絶感を持っていたのは覚えている。
あまりにも人種と文化が違っていて、性的対象にならないような心理的な壁があったのだ。一度かかわると、それは急激に消えていくのだが、最初のハードルはけっこう高いものがあったようにも思う。
だが、インド売春地帯、インド女性に対する心理的なハードルはそれを乗り越えてもまだ残る。もしかしたら、これが一番大きいのかもしれない。



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