日本は高齢化しているのだが、それと比例して風俗で働く女性もまた高齢化している。
かつては60代の風俗嬢なんかを見たら「こんな歳まで風俗で働いているのか」と驚いたものだったが、今では60代の風俗嬢なんか掃いて捨てるほどいるような時代になってしまっている。
そして、70代の風俗嬢も当たり前になり、いよいよ80代の風俗嬢まで登場している。残念ながら、風俗の世界に関しては統計データみたいな気の利いたものは存在しないので、80代の風俗嬢がどれくらいいるのかはわからない。
何百人もいるわけではないのだが、間違いなく十数人は存在すると思う。
80代と言えば、もうほとんどの人は健康寿命が切れているわけで身体のあちこちが痛んでいる。それでも風俗嬢として働くのだから、相当「筋金」が入った女性なのだと思う。
日本では、こうした高齢の風俗嬢が多く働いている場所がある。それが、あの「鶯谷」である。(ブラックアジア:鶯谷(うぐいすだに)。山手線内で最も嫌われている場所)
鶯谷は歌舞伎町と並んでデリヘルのメッカである。デリヘルは1999年の風営法改正で無店舗型デリヘルが実質合法化され、店舗数が急増した。それによって、より多くの女性が参入するようになったのだ。
当然、デリヘル店は他と同じことをしていても儲からない。そのため、ありとあらゆる趣向が追求されるようになったのだが、多くの年齢層の女性がデリヘルになだれ込んできたことから、専門に高齢の女性を扱う店まで出てきた。
そういう店も最初はもの珍しかったのだろうが、それが過当競争になってくると、日本の高齢化も相まって、今度はどんどん「高年齢」を追求する店まで現れるようになった。だから、60代の女性、70代の女性となって、いよいよ80代の女性の時代がやってきたのだ。
この80代の風俗嬢というのは、どういう女性だったのか。会ってきた。