ロシアとの戦争によってウクライナは戦争のまっただなかであり、全世界の人々が戦争の行方《ゆくえ》を気にしている。
2022年にはじまった戦争は早期に終わるはずだと思われていたのだが、欧米がウクライナを支援しているので、ロシアも攻めあぐねて膠着して戦局は泥沼と化している。ロシアもいよいよ経済的にも疲弊するようになってきており、プーチン政権も弱体化しつつある。
しかし、ここで兵を引いたらロシアは負けが確定するわけで、そうなったらすべての責任を担っているウラジーミル・プーチンは終わりだ。だから、ロシアは国内情勢が悪化しているのに兵を引くことができない。
一方でウクライナもロシアに対する恨みは骨の髄まで染み渡っており、ここで引くわけにはいかない。泥沼の戦争はまだまだ続くのだろうか……。
そんな中でウクライナのセックスワーカーはどうしているのだろうかと気にするのは私だけしかいないのかもしれない。しかし、これは以前からずっと気になっていたことだった。
いつの時代でも、どこの国でも、戦争の前線でも売春ビジネスはやっている。
兵士は生きるか死ぬかの修羅場にあって性欲なんか湧かないのではないかと考える人もいるのだが、実際は逆なのだ。生きるか死ぬか分からない状況だからこそ、無意識に生存本能が刺激されて性的な欲望は活性化する。
自分がいつ死ぬかわからないので、自分の遺伝子をばらまきたいと本能が命じるのだと私は思っている。人間を動かしているのは、しょせん「本能」なのである。
だから、戦場であってもセックス産業は廃れない。むしろ、戦場の兵士を相手にするのは大きな稼ぎになるので、女衒とセックスワーカーたちが大きな稼ぎを求めてやってくる。
そういうこともあって、私自身は戦争中だろうが何だろうが、売春ビジネスは間違いなく存在すると考えているので、現在のウクライナでも間違いなく売春ビジネスが存在しているはずだと考えていた。
どうだったのだろか……。