◆一心不乱に剥き出しの陰部を触っていた女性の無意識とは?

◆一心不乱に剥き出しの陰部を触っていた女性の無意識とは?

自分がどのような身体の動かし方をしているのか、最初から最後まで自覚している人はいない。人は無意識で自分の身体を動かす。ちょっとしたしくさ、ちょっとした視線の動き、身体の動き、手の動き。無意識であっても、すべて意味があるのだという。

上目遣いの目付き、またたきの回数、組んだ腕、貧乏揺すり。それらは精神的な緊張の状態を意味するボディー・ランゲージの可能性がある。腰の悪い人は無意識に腰に手をやり、胃の悪い人は無意識に胃をさする。本人は自覚していなくても、手は「無意識に」そうしている。

では、ベッドで裸で横たわっているとき、一心不乱に自分の剥き出しの陰部を触っていた女性の無意識は何だったのだろうか。「ロマンチック」な話ばかりではない。時には「醜悪な理由」が隠されていることもある。

インドネシア・リアウ諸島のある売春村で、華奢な身体をした娘がじっとこちらを見ていた。目が合うと彼女はゆっくりとこちらに近づいて来る。そして、何も言わずに腕を取った。

“Selamat siang”(こんにちは)と言うと、彼女は黙ってうなずいた。代わりにそばにいたマミー(ママサン)が肩を叩き、”She is good!”(彼女はグッドよ)と親指を立ててウインクする。

「チキチキ(セックス)はいいし、アイスクリーム(フェラチオ)もできるわ。ホテルに連れて行きなさい。問題はないから」

名前を訊ねると、娘が何も言わないのに、マミーが「シナ」と答えた。シナという語感は名前というよりも「中国人」という意味のように聞こえた。

一瞬、彼女が中国系なのかと思ったが、褐色の肌も顔つきも中国人の面影はない。どう見てもインドネシア人そのものであった。

怪訝そうな顔をしていると「よくあること」らしく、マミーは「シナは名前よ。中国人じゃない」と言いながら笑った。

「分かる? 名前がシナなの」

彼女は美しかった。歳を聞くと再びマミーが「20歳よ」と答えたが、身体が華奢なせいか、顔が童顔なせいか、それとも本当は歳をごまかしているのか、もっと若く見えた。

しかしながら、今までの経験から言うと……

(インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたカンボジア売春地帯の闇、電子書籍『ブラックアジア インドネシア編』にて、全文をお読み下さい)

ブラックアジア・インドネシア編
『ブラックアジア・インドネシア編 売春地帯をさまよい歩いた日々(鈴木 傾城)』

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