カンボジアのスワイパーはかつてアジアでもっとも堕落した売春地帯だと言われていた地域だった。
ここは2001年頃から監視が厳しくなり、2003年1月23日にカンボジア当局の一斉捜索を受け、翌日24日に完全閉鎖された。
実はそのあとも残党が地下に潜って生き残っているのは2004年に行って確認したが、すでに99%が閉鎖されて売春地帯ではなくなっていた。売春地帯としてのスワイパーは終わったのだ。
このスワイパーの閉鎖は、タイで行われていた「アセアン観光フォーラム」がそのきっかけになっていた。
これはタイのタクシン政権の「アジアから不良外国人を叩き出す」という主旨の元に行われたフォーラムだった。
カンボジアのフン・セン首相もこれに呼応し、それが2003年1月24日のスワイパー閉鎖につながった。