最近は、暗いニュースと話題が多すぎて、ブラックアジアを読んでいても息が詰まりそうだと読者から切実なメールが来ていたので、少し反省して今日は明るい話題を取り上げたい。
私は3月に東南アジアのどこかに行こうと予定していたのだが、その「どこか」の候補に入れていたのは、フィリピンか、タイだった。
フィリピンはしばらく行っていないので、たまにはアンヘレスの空気を吸いたいという理由だった。タイは慣れているし好きなので、何度でも行きたい。いや、タイは「行く」というよりも「戻る」という方が感覚に近い。
「そんなにタイが好きなら、なぜタイに移住しないのか?」とはよく言われるのだが、そんなことをしたら私は一年もしないうちに破産している。
タイに移住して、あの灼熱の太陽とビーチと美しい女たちのいる環境で理性を保てる人はいない。私も浮かれて、舞い上がって、最後には大使館の前に捨てられる困った困窮邦人のひとりと化しているに違いない。
そんなわけで、理性を失わないように日本で暮らして、たまに東南アジアに行ってしみじみと幸せに浸るのが一番いいのである。
ところで、このフィリピンやタイの女性たちを見ていると、最近は白人系のハーフ女優やハーフモデルばかりで占められていて、美しさもアジア本来の美しさよりもグローバル的な美しさに転換してしまっているのに改めて気づく。
これは今に始まった話ではない。日本もハーフが芸能界で一般的になっているのだが、グローバル化を推し進める人々が人間自体もグローバル化する戦略を進めているのか、それとも単にハーフが美しいから人気が集まっているのかは私には分からない。
たとえば、タイではダビカ・ホーンという女優がとても人気がある。彼女は典型的なタイ女性ではなくハーフである。どんな女性なのか見てみようではないか。