タイやフィリピンやインドネシアで、ごくたまにショッピングモールに連れ出されることがある。そのときに思うのは、ショッピングモールの見事なまでの無国籍ぶりだ。
どこの国でも、ショッピングモールは快適で、清潔だが、完全に画一的だ。ショッピングモールだけは、グローバル化が先鋭的に進んでいる。
タイでも、テスコ・ロータスやロビンソンなどの巨大ショッピングモールをうろうろしていると、自分がどこの国にいるのかも一瞬分からなくなる。
マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、ダンキンドーナツ、デイリークイーン、サブウェイのようなアメリカ資本のファストフードは定番だ。
そして、8番ラーメンやフジと、様々な外資系のレストランがそこにあって、タイにいるという感覚が急激に消失する。
多国籍なテナントの中でも、アメリカ資本の多国籍企業の看板が突出している。だから、全体的にはアメリカ的な感じだ。