◆何が足や靴のニオイにこだわるフェティストを生み出したか

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人は誰でも惹かれるニオイというものを持っている。誰でも何らかのニオイに好感情を持ち、時にはそのニオイを嗅いだだけで恍惚感を得ることができる。

ご存知のように、ニオイは2つの漢字があって、良いニオイは「匂い」を使い、悪いニオイは「臭い」と書く。ここでは、この匂いと臭いが反転している人を扱いたいので、あえて漢字を使わないで「ニオイ」と表現したい。

だいたいの人は「良いニオイ」と、「嫌なニオイ」が共通している。石鹸や香水のニオイは誰にとっても好ましいものだ。逆に糞尿のニオイや膿のようなニオイは不快なニオイだ。

食べ物のニオイは評価が分かれる。魚、チーズ、コリアンダ、羊肉。こういったものは、人それぞれ好き嫌いがあって然るべきだ。

しかし、ほぼ99%の人間が悪臭だと感じるニオイに恍惚としてしまう人もいる。たとえば、汗ばんだ足や靴のニオイになぜか性的な興奮を感じる人間がいる。

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