◆なぜトップランクの風俗嬢たちはコロナ禍の中でも出勤を減らさなかったのか?

◆なぜトップランクの風俗嬢たちはコロナ禍の中でも出勤を減らさなかったのか?

五反田の喫茶店で以前から知っているひとりの風俗嬢と半年ぶりくらいに会った。

彼女は、私が情報源にしている女性のひとりなのだが、生まれてこの方ただの一度も表社会で働いたことがないという筋金入りの風俗嬢でもある。今は、たまにデリヘルで働いたり働かなかったりしながら何となく暮らしている。

去年の秋頃から風俗には戻ったことは戻ったが、最近は風俗の仕事はあまりしていなくて「貯金で暮らしている」と彼女は言った。

さすがに40代ともなって容姿が急激に衰えてきた上に、コロナ禍で太ってしまって客が取れなくなっているのだという。

「コロナでお客さんが激減して稼げないし、そうなったらそうなったで、こっちもやる気が出ないので出勤を減らすしかないじゃない? 今、金曜日だけしか出勤入れてない。あとは家でごろごろしてるだけ。太ってしょうがないのよね」

彼女はそう言って苦笑いした。太ったのは私も同じなので、しみじみ二人で体重の増加を嘆いてコーヒーを飲んだ。

私は容姿で売っているわけではないので、太ろうが容姿が崩れようが大して問題ではないのだが、彼女は容姿がモノを言うビジネスなのだから影響は大きい。顔の老化だけなら化粧で何とかできるのかもしれないが、容姿は隠しようがない。

「今の人妻は体型がいい子も多いから私だけ太ったら食っていけないんだけど、昔と違って食べるのを我慢しても全然痩せないんだもんね。運動、運動って言うけどプードル(犬)の散歩するだけで疲れるし、もう嬢でやっていけないかも」

彼女の言う「人妻」というのは表社会の人たちが言う「人の妻」ではなく、「30代以降の女性」を指す言葉である。風俗の世界では今ではすっかりこのカテゴリーが定着してしまって、人妻という言葉が表社会とは別の意味になりつつある。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

ブラックアジア会員登録はこちら

CTA-IMAGE ブラックアジアでは有料会員を募集しています。表記事を読んで関心を持たれた方は、よりディープな世界へお越し下さい。膨大な過去記事、新着記事がすべて読めます。売春、暴力、殺人、狂気。決して表に出てこない社会の強烈なアンダーグラウンドがあります。

風俗カテゴリの最新記事