全世界で「神」という概念が作り出されて、今でも多くの人たちが神を信奉しているのと同様に、神の概念をひっくり返した「悪魔」という概念もまた信じられている。
また、「人を幸福にする」という宗教という概念があると、それをそっくりひっくり返して「人を不幸にする」という邪教という概念もある。
こういった邪教や悪魔が使う能力を、黒魔術(ブラック・マジック)という。この黒魔術は、往々にして女性をレイプし、女性を生け贄にするために殺す。
全世界で宗教が定着しているのと同時に、黒魔術もまた定着している。黒魔術に端を発した殺人事件もパプア・ニューギニアで起きたばかりだ。(20歳の女性が「魔女」だと断定され、生きたまま焼き殺される)
アメリカでも2012年10月6日にマリオ・ムニョス・ヴァルデスという60歳の男が逮捕されていた。
この男は「私は黒魔術の霊能者(ヒーラー)だ」と名乗り、17歳の女の子を「儀式的な治療」と称して服を引き裂いてレイプし、「誰かに言ったら呪いをかける」と脅迫していた。