現代の資本主義は、工業化によって生み出された大量の商品を消費することで成り立っている。
社会は「使い捨て」が奨励されることになり、毎日毎日、大量のゴミが捨てられていく。消費させて、それを捨てさせて、また消費させる。
だから、どこの国でも大量のゴミが社会問題となる。先進国・後進国共にゴミ処理は共通の悩みとなっている。
また、後進国はゴミの山の中で暮らす人々が出現し、先進国では自分の部屋や家を「ゴミ屋敷」にしてしまう人が出現する。
実は、ゴミ屋敷は後進国では至って普通に見られる。スラムでも必ず数軒がゴミ屋敷になって異様な雰囲気を漂わせている家があるのだ。
しかし、後進国ではスラムにそのような家があるので、目立たないで済んでいるのだが、先進国では普通の家屋がゴミ屋敷になるのだから、かなり目立つ。
ゴミ処理の業者によると、ゴミ屋敷にするのは独身女性が8割を占めると言われている。