シング牧師が記したあまりに有名な「狼少女アマラとカマラ」の記録は長い間真実だと思われてきた。
しかし、これは孤児院経営の資金を得るためにシング牧師が記した脚色(捏造)だったという説が出てきて、最近は否定説の方が信じられている。
狼は人間の子供を育てるような動物ではなく、狼の乳も人間の子供に適さない。また、長距離を移動する狼に、人間の子供が対応できるはずもないのが常識なのだという。
ところが、インドでは狼に育てられた子供の話はアマラ・カマラだけでなく他にも存在する。
他国トルクメニスタンでも、1957年には狼に育てられた子供が地質学者によって発見された。
実は動物によって育てられた野生児の話はひとりふたりではなく、世界中に数多く存在している。10年間、ダチョウと一緒に暮らした少年もいる。アフリカではチンパンジーに育てられた少女がいた。
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