どこの国、どこの都市でも必ず底辺に堕ちてしまった人たちがいる。
極端な低収入というだけではなく、もはや家も家族も失い、ただ路上で寝て起きて流浪するしかないような人たちがいる。
先進国にも、後進国にも、白人国家にも、黒人国家にも、そういった人たちが群れをなしている。他人事ではない。日本でもホームレスは存在している。
公園や路上や車上で寝泊まりし、身なりを構わず、悪臭をまき散らし、金をたかってくるので、社会から嫌われている。
心身共に何らかのトラブルを抱えている人も多く、ケアが必要な人もいるのだが、大抵は無視される。堕ちるところまで堕ちた人に関わろうとする人は少ない。
その結果、もはや人間性を喪失してしまっているとしか思えないような様相になってしまっている人も多い。路上で下半身を露出していて何とも思わなかったり、排尿や脱糞をしているような人すらもいる。