CIAワールド・ファクトブックを元にした「世界で最も惨めな国」の最新版(2013年2月11日版)がビジネス・インサイダー紙で紹介されている。
これは、インフレ率と失業率の2つの経済指標から見て、どうしようもないほど破綻してしまっている国家を抽出して選ばれたものだ。
世の中は、暴力と汚職とにまみれているが、ここに役に立たない政府や政権が加わると、全体に毒が回って破綻国家が出来上がる。
そうなったとき、インフレ率と失業率のいずれかが、あるいは両方が最悪値を示すことになる。
たとえば、2013年2月時点で、この世で最悪の失業率を叩き出しているのは、ジンバブエである。その値は95%。実に、国民100人中95人が失業している。
ジンバブエと言えば、史上空前のハイパーインフレを招いた国家としても知られているが、結局あれで世界に捨てられてジンバブエには「何もなくなった」のである。
まずは、「世界で最も惨めな国トップ25」のリストを眺めて欲しい。
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