(トランプ前大統領は南米からの不法入国を止めるために手を尽くしたが、バイデン大統領はこれを緩和する。中南米の女性がアメリカに不法入国するのは容易なことではない。何が生まれるのかはブラックアジア会員制の読者は知っているはずだ。再び「レイプツリー」の時代がくる。この記事ではまだ悲劇は終わっていなかったが、この後は壁ができて急激に悲劇が減っていた。しかし、バイデン時代になって再び増えるだろう。この悲劇を再確認して欲しい)
メキシコとアメリカの国境地帯はドラッグと密入国が横行するアンダーグラウンドになっているのは誰もが知っている。
アメリカに行けば稼げる。だから、貧しさの中で生きている多くの女性が少しでも家族を楽させたいと思って、豊かな大国アメリカに渡ろうとする。しかし、アメリカに正規のルートで渡るのはとても難しい。
アメリカは、ドナルド・トランプの時代になってから、国境(ボーダー)から流れてくる不法移民とアメリカの裏に潜む密入国者にはひどく厳しくなっている。
だから、どうしてもアメリカに渡りたい中米の人々は密入国をするのだが、そこで「コヨーテ」と呼ばれる密入国ルートを手引きする人間たちにレイプされるのである。コヨーテに逆らうと、砂漠に置いてけぼりにされてしまう。従うしかない。
かくして、コヨーテはレイプした女性たちの下着を勲章として木に引っ掛けて飾る。いつしかこれが”Rape Tree”(レイプツリー)と呼ばれるようになっていった。
メキシコとアメリカの国境地帯は広大な砂漠になっており、たとえばメキシコのソノーラ州とアメリカのアリゾナ州は、ほぼ500キロに渡る砂漠の国境が続いている。
このレイプツリーだがトランプ大統領が激しくメキシコ移民を排除する中で、減っているのか? それが、減っていないのである。