閲覧注意
私は人間の「性善説」などまるっきり信じていないし、生まれながらにして残虐な人間がいるということも把握しているし、どんなに教育を施しても意図的に善を「選び取らない」人もいるということを知っている。
同性愛者は「生まれつき」であるというのは、脳科学者が指摘しているところだが、サイコパスもまた脳の作りが生まれつき「他人に共感を持ちにくい脳」となっているわけで、「残虐で極悪非道な犯罪に向かいやすい」人間は間違いなくいる。
もちろん、人の脳は個人個人みんな違っている。驚くほど違っている。犯罪に向かいやすい傾向があったとしても、そのレベルは驚くほど細かいグラデーションとなっている。
だから、道徳教育やしつけで犯罪者にならない人もいれば、手厚い教育を受けても犯罪者になってしまう人もいる。
それは知能も同じで、もともと「地頭が良い」人は親が何の教育もしなくても天才的な知能を発揮するし、逆に「地頭が悪い」人はどれだけ熱心に教育しても並み以下の成績で終わる。
天才の脳は、努力ではどうにもならないほど高い水準にあって、「凡人では最初から追いつけない」というのは、私たちは自分の身を振り返ったら理解できるはずだ。脳の作りは最初から人それぞれ違うのである。
気質も、知能も、性志向も、生まれながらの「脳」によってある程度決まることもあるのだとしたら、「生まれながらの犯罪者」「生まれながらの残虐者」がいたとしても不思議ではない。
つまり、いつも自分優先で、他人に対してまったく共感能力がなく、恐怖を感じることもなく、相手の恐怖にゆがむ顔を見ても「なぜそんな顔をしているのか分からない」と感じる人間がいるということだ。
女性をレイプ殺害して、死んだ女性の膣を灰皿代わりに使う男もいる。
死んだ女性の膣を灰皿代わりに……というのは、別に私が考えた極悪な「たとえ話」ではない。実際に、そういう極悪な事件が起きているのだ。「いったいなぜ、そんなことをしなければならないのか」と絶句するような事件はいくらでもある。