不思議に思わないだろうか。もし、あなたが貧しくなったら、子供をたくさん産んで育てようと思うだろうか。もし、あなたが貧しくなったら、子供に未来があると思うだろうか。
普通、貧しくなったら、誰でも子供を産むのを控える。また、子供に未来があるとも思わなくなる。これは日本人だからそう考えるのではなく、すべての国の人々がそう考える。
にも関わらず、途上国では人口が爆発的に増えている。いったいこれはどういうことなのだろうか。
これについては、様々な「推測」がなされている。
1つは、途上国では子供が死にやすいので、多産の傾向があるということだ。子供が死にやすいから、子供をたくさん産む。
魚でも動物でも、弱い立場にあればあるほど大量の卵や、子供を産むというのは昔からよく知られている。
食物連鎖の中で弱い部分というのは、大量の子供・卵を産まなければ一瞬にして淘汰されてしまうのだ。弱肉強食と、食物連鎖の原理だ。