南アフリカはいまもなお治安の悪い国のひとつなのだが、そんな南アフリカの治安の悪さを際立たせているのが連続レイプ殺人事件の数々だ。最近、38歳の男で15人の女性をレイプ・殺害した罪に問われているシリアルキラーの運命が話題になった。
この連続レイプ殺人犯は「分かっているだけ」で2021年から2022年の2年間で15件のレイプ事件を起こしていた。犯行が手慣れているので、それ以前にも犯行が行われている可能性があるのだが警察は立証できなかった。
彼はFacebook等のSNSを駆使していて「仕事を紹介する」というメッセージで女性を釣っていた。殺された女性の年齢は21歳から37歳までいたが、女性を誘う手口はすべて一貫して同じだった。
ひとりの女性は27歳でショッピングセンターで待ち合わせして信頼させて、「これから仕事を与えてくれるオーナーに会いに行こう」と述べて女性を車に乗せていた。
そして、人の気配のない道で車を停めて車から引きずり下ろし、背の高いトウモロコシ畑の中に連れ込んで、女性をレイプして絞殺してから、彼女の持ち物や衣服や下着を全部奪い取って去っていた。
女性を黙らせるために銃やナイフを突きつけていたのだが、それを使うまでもなくほとんどの女性がレイプされた直後に絞殺されて殺されていた。
犠牲者のひとりは赤ん坊を連れてこの男と会って、車に乗り込んで殺されていた。赤ん坊の存在があってもこの男の犯行はまったく躊躇がなかったのだった。赤ん坊は母親と共に殺された。
警察はレイプされた殺された女性が、すべて仕事を手に入れるために出かけていたことを突きとめて、この38歳の男のFacebookに辿り着いた。そして、この男は携帯電話を追跡されて逮捕されたのだった。
警察がこの男の部屋に踏み込んだ時……