親が貧しければ、子供もまた貧しくなる。これは、発展途上国でよく見られるケースだと思われていた。
家庭が貧困に喘いでいると、子供たちは学校に行くよりも、「早く働いて自分の食べる分は自分で稼ごう」と考えるようになる。親がそのように直接言うこともあるし、子供が気を利かせてそうすることもある。
そうすると、子供は低学歴で社会に出ることになり、その低学歴が災いして低賃金の労働しかできない人間になってしまう。
少年は肉体労働に、そして少女は身体そのものを売る売春ビジネスに堕ちていく。それは、世界中どこの途上国でも起きている現実だ。
先進国は、それなりに社会福祉が整っていることもあって、親が貧乏だと子供もそのまま貧乏になってしまうというあからさまなケースはなくなったようにも見えた。
貧困家庭の少女が、そのまま売春ビジネスに堕ちるという地獄の連鎖をなくすのが福祉の拡充の目的だったのだ。しかし、今、その先進国ですらも危うくなりつつある。
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