STD(性感染症)には様々なものがあるのだが、この世で最も流行している世界的な性病は「クラミジア」である。新規感染例は年間約1億3100万例。売春する女たち、そして風俗嬢でも感染は一般的である。
要するに、クラミジアは蔓延している。
クラミジアはクラミジア・トラコマティスと言う細菌が原因で起きる病気なのだが、厄介なことに無症状であることが多い。
症状があっても、「排尿が近くなった」とか「尿道に違和感がある」くらいのものなので、自分がクラミジアにかかっていると疑わない人も多い。
そのため、クラミジアにかかっている女性はあちこちに感染させる。感染させられた方も気づいていないので、あちこちに感染させる。かくして、クラミジアは性病の中でも最も感染率の高い性病と化す。
特に症状がなければ放置していればいいのではないかという人もいるのだが、これを放置すると男女ともに不妊症の原因になったり、女性の場合は子宮外妊娠を起こしたりする。
また、クラミジアにかかっている人は他の性病にかかる確率が数倍から数十倍に高まってしまう。つまり、クラミジアという性病にかかったことで、より重度の性病を招き寄せる結果になるのである。
私が話をした池袋の風俗嬢は「今、クラミジアを治しているところ」と言ったのだが、このクラミジアについて興味深い話をしてくれた。