シリアの激しい内戦は、もう5年も続いており、国際社会は関心を示さなくなっている。
大虐殺や無差別爆撃が行われて市民が数十人、数百人の単位で殺されても、「内戦だから何が起きても不思議ではない」という一言で終わる。
虐殺を報じても誰も関心すら寄せないのだから、報じる価値さえもなくなってしまっている。
かくして、「国際社会から忘れられた戦場」では、誰からも注目されないのを良いことに、ますます大量虐殺、無差別攻撃が横行していく。
シリアではアサド政権と、反政府組織が、どちらも引かない戦いを繰り広げて、国民がどちら側を支援しても虐殺の対象になってしまう。
欧米社会は独裁政権であるアサド家を崩壊させようと、反体制組織を支援した。すると、ISISのようなバケモノのような超過激暴力集団が生み出されて蒼白になった。