「休みの日でも働きたくなる仕事が自分に合った仕事」とはよく言われる。そうした仕事に就いて、人生を謳歌している人もいる。しかし、ほとんどの人にとって仕事とは「食うために嫌々するもの」であったり「できればやりたくない」ものであったりする。仕事はストレスの元なのである。
それでも働かなければならないので、普通の人は「逃げたい」という感情を飲み込んで仕事に向かう。しかし、中には自分で働こうとせず、他人に寄生(パラサイト)して生きる人間もいる。
最近、日本社会では「引きこもり」が問題になっている。引きこもりは親に取り付くパラサイトだ。しかし、アンダーグラウンドでは別の種類のパラサイトが存在する。「ヒモ」と呼ばれる種類の男である。ヒモは女に取り付くパラサイトだ。
付き合っている女性に働かせ、彼女に養ってもらいながら生活する。意図的に、そして時には悪意を持って女性を働かせ、その金で生活したり、贅沢したり、遊び回ったりする。
表社会に「引きこもり」というパラサイトがあるのであれば、裏社会には「ヒモ」というパラサイトがある。ただし、パラサイトの方法はまったく違う。「ヒモ」は、いったいどのようにして女性のカネに吸い付くのか?