フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領がドラッグに関わる人間を殺しまくって、すでに3ヶ月で3000人以上がドラッグ関連で死んでいる。(フィリピン麻薬戦争。これが現場の血まみれ殺害光景だ)
しかし、ドゥテルテ大統領は「まだ全員を殺しきれない」として、さらに6ヶ月「厳しい取り締まり」という名の殺戮を延長することを決定した。
そのためフィリピンではドラッグ絡みの大量殺戮が今後も続くことが決定的になった。
この殺戮は「正義」の名の元で行われている。「悪を徹底的に取り締まれば消すことができる」というのがドゥテルテ大統領の信念だ。
しかし、人間社会には必ず「闇」があって、その闇はどうしても消すことができない。なぜなら、人間は必ずしも誰もが聖人君子でもないし、正しいことだけを行って生きていけるわけでもないからだ。
いつの時代でも犯罪が消えないのもそうだし、悪所がなくならないのもそうだ。「悪」を擁護するつもりはまったくないが、現実主義の視点で考えると、「悪」は絶対に消えないという事実は残る。