かつてアメリカにエイジア・キャレラという女性がいた。1973年にニューヨークで生まれた女性だが、父親はドイツ人、母親は日本人で、顔はアジア系なのだが体躯は白人で、独特の雰囲気を持ったポルノ女優だった。
彼女がポルノ女優になったのは19歳の時だ。デビュー30歳で引退するまでの11年間で400本のポルノ映画に出演した。エイジア・キャレラというのは、その11年間で彼女が使った芸名だ。
エイジアというのは「ASIA」であり、彼女が東洋系の顔立ちをしているところから来ている。
彼女が撮っていたポルノは、本格的なハードコアであり、ありとあらゆるキンキー(変態的行為)が含まれていた。イラマチオからアナル・セックスから聖水プレイからギャングバング(乱交)まで、彼女はすべて問題なくこなした。
引退した後、彼女はポルノ監督と結婚して離婚した。その後、テレビで活躍していたドン・レモンという栄養士と結婚して死別したりして、生活に困窮し自分のウェブサイトでファンに寄付を募ったりして生活していた。
しかし、彼女は典型的な「無教養で無学で知的レベルが低いポルノ女優」ではなかった。彼女には大きな秘密があった。人類のうち2%の「選ばれた人間」しか所属できない特別な団体に所属していた。