政治

タイで新政党が王室改革案を主張して登場したが、何もできないかもしれない理由

タイ国民はもう王室にもプラユット政権にも飽き飽きしている。「もういい加減にしてくれ。王室もプラユットもうんざりだ」と若者たちは叫ぶ。だから、今回の総選挙で明確に変化を求めたと言える。しかし、若者たちの「状況を変えたい」という思いは成就しない可能性が高い。(鈴木傾城)

◆「騙しの基礎」を知りたいだろうか?(2)陰謀・策略の超具体的52種

私たちはよく「策略を仕掛けられている」「謀略がある」「陰謀が裏にある」と言う。実際に国際政治・外交の間には、アメリカのみならず、中国でもロシアでも「策略」と「陰謀」の嵐である。 また、国益を得るための「戦略」というものもある。これも正々堂々の正攻法ばかりではなく、裏で「何かを画策」するものが大半だから、早い話が陰謀・策略と同じである。 アメリカCIAも世界各国の策略を読み、世界各国に策略を仕掛ける […]

◆米露の暗闘はプーチン大統領の再選によってより激しくなる

2018年3月18日に行われたロシア大統領選挙で、現職のプーチン大統領が他の7人の候補者を圧倒的に引き離して4選を決めている。 この選挙では、例によって選挙不正が大々的に行われたのが監視カメラでも発覚しているが、選挙が無効になることはない。今後もロシアは「プーチン帝国」が続くことになる。 しかし、プーチン大統領は安泰でもロシア国家そのものが安泰であるとは言えない。ロシアは2014年の原油安から大き […]

◆「タイの政治動向は再び激動になる」と噂されている理由

タイは2006年にタクシン・シナワット首相の追放、2014年にインラック・シナワット首相の追放によって、現在はプラユット・チャンオチャ氏による軍事政権が継続している。 2006年の軍事クーデター以来、政治的混乱が続いていた状況を抑えたプラユット首相は、当初は政治的混乱に嫌気を指していた国民に歓迎された。 プラユット首相の求心力の背景には、国民に絶大な人気のあったプミポン国王の存在もあったのも大きか […]

◆売春都市パタヤを粛清(パージ)しろ。プラユット首相の命令

パタヤは観光都市として脱皮しようとしているが、それでもこの都市は今も売春にまみれている。そこは熱帯の気だるい空気と蒼い海とセックスとドラッグが目の前に広がっている。 この堕落の地をどうして忘れることができるだろうか。堕落に育った人間にとっては濁った水の中が過ごしやすい。 このサイト、ブラックアジアは私の愛する堕落がたっぷり含まれており、タイ編の少なからずはパタヤが舞台である。(売春地帯をさまよい歩 […]

タクシン、9.11。2001年のタイ売春地帯で何が起きていたか

タイは今でも「快楽の地」であるのは間違いない。ブラジル、コロンビア、スペインと並んで、タイの歓楽街にはアルコールとセックスが満ち溢れている。 このタイの売春地帯が最大の危機に陥ったのが2001年だった。 この頃、タイは覚醒剤(ヤーバー)の蔓延と、東南アジア最大のセックス観光地という汚名は広がるばかりだった。 タイの売春地帯は、パッポンからスクンビットのナナ地区、そしてパタヤにまで広大に点在していた […]

◆インラック首相がついに失職。再び流動期に入ったタイ政治

2014年5月7日、タイのインラック首相が権力を乱用したという違憲行為の罪に問われて失職した。 これは、2011年に国家安全保障会議事務局長を無理やり失職させ、その代わりに首相の親族を代わりに就けたという行為が問題となっていたものだった。 インラック首相が今回の憲法裁判所で負けるのではないかというのは、失職したタウィン氏が2014年3月に復帰していることからもおおよそ予測されていたが、その通りにな […]